フードライターおすすめ!
横浜元町散策コースで見つけたお店!
横浜元町の一角にひっそりと佇むレストラン「マークス ガストロミー&ワイン」。スタイリッシュでどこかかわいらしさのある外観に思わず立ち止まって中を覗きたくなるそのお店は、イギリス人シェフと日本人の奥様が手掛けるモダンヨーロピアンレストランです。扉を開けると、目の前にはシックなバーカウンター。2Fへ上がれば、ゆったりとお食事を楽しめるテーブル席が広がっています。マークスでいただけるのは、ローカルな季節の食材を使い、クラシックフレンチをベースにモダンな調理法を融合した新しいスタイルのフレンチ。横浜でこのモダンヨーロピアンが楽しめるお店はほとんどありません。 「バターやクリームを減らす代わりに、魚や昆布のダシで旨味を引き出して日本人の口に合ったテイストにアレンジしています。目指すのは、日本の皆さんが最後の一口まで感動できる一皿です。それと同時に、繊細だけど力強い本場ヨーロッパの味も伝えられたら嬉しいです。」 そう語るシェフのスコットさんは、南アフリカで生まれ15年間ロンドンのホテルなどで活躍した経歴の持ち主。テート・ブリテンやナショナル・ギャラリーなど有名美術館に併設されたファインダイニングでも経験を積んでおり、マティスや草間彌生といった名だたるアーティストたちの展示においても、その作品やテーマを表現した料理でコラボレートしてきました。マークスでは、そのシェフの経験が存分に発揮されたアーティスティックな料理がもてなされます。一皿一皿が、本物を見てきたシェフの感性と技術を物語る芸術品です。 そしてもうひとつ注目したいのは、店内のスタイリング。地元横浜出身の奥様・香恵さんは、東京とロンドンで10年以上ヨーロッパの高級ファッションブランドに在籍し、ビジュアルマーチャンダイジングの分野で活躍してきました。店内にはそんな香恵さんのセンスがあちらこちらに散りばめられており、モダンに洗練された空間はアーティスティックな料理をより引き立てます。本物を経験してきたお2人の感性が織り成す、こだわりの詰まった一軒。横浜から、ぜひ、本場ヨーロッパの味と世界観に触れてみませんか?
インターナショナルスクールの学生さんやアーティスト、クリエイターたちが絶賛する、横浜元町仲通にあるナチュラルでかわいいお花がいっぱいの「Peace Flower Market」。フラワーショップとカフェのオーナーで、空間デザインや店舗デザインに取り組むフラワーデザイナーの佐布ゆう子さんが手がけるお店では、手づくりの焼きたてスコーンに、美味しい紅茶やコーヒーがいただけます。2Fがゆったりくつろげるカフェになっており、フラワー教室や英会話、クッキング教室など様々なスクールやワークショップも開催しています。
元町の表通りから角を曲がった代官坂の途中にあるお店。大きな扉を開けると茶葉の香ばしい香りがモダンな店内に広がります。中国茶や台湾茶の専門店が増える中、ここは数少ない日本茶の専門店です。オーナーが直接農地へ赴いて契約した農家厳選の香り高い茶葉のみを使用。店内は鉄瓶や茶釜など和テイストのディスプレイがシンプルで温かみのある空間を演出しています。 収穫時期や種類、製法によって味も香りも違うお茶。日本人だけでなく外国人のお客さまも多く、人に入れてもらったお茶をいただく贅沢なひと時にリラックス効果があるのかも。体調や好みによってオーナーがお茶をセレクトしてくれるのもうれしい。5月の八十八夜を過ぎると新茶がお目見えし、1年でもっともお茶がおいしい季節になります。