湘南を拠点にプロサーファーとして活躍する鈴木香那さん。 一瞬で惹きつけられるキラキラした笑顔に、内から溢れ出るような自然体の美しさ。ナチュラルビューティーを体現したような彼女の飾らない魅力と、そんな彼女を創りだすカジュアルライフにせまりました。

香那さんとサーフィンの出会いは20歳のとき。それから3年後にはサーフィンのメッカ・ハンティントンビーチへ。さらにゴールドコースト、ベルズビーチと語学留学を兼ねたサーフトリップの日々は続く。香那さんを駆り立てるサーフィンの魅力とは？

海はあたらしい自分に出会える場所。

「サーフィンを始めたきっかけはサーフムービー。映像の中で描かれていた美しい自然の姿や生き物みたいに動く波、伝説の波を求めて旅するサーファーの生き様など、それまで触れることのなかった世界に一瞬で引き込まれました。それから14年間、ずっとサーフィンの虜です。」
「波に乗れたときの気分はとにかく最高。あの感覚を味わいたくて、気付いたらまた海に入っているという感じです。海は私を自然体にしてくれるし、波と戯れていると生きていることを実感できます。また、職業も年齢も性別も関係なく色んな人に出会えるのも楽しい。海を通じてたくさんの人たちに出会うことは新しい自分の発見にも繋がるんです。」

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プロ資格を取得後、香那さんは湘南の『ミスサーファーガール』を決めるコンテストでグランプリに輝き、実力・人気を兼ね備えた香那さんがサーフィンのために日々取り組んでいることは？

『レイキ』でクリーンな自分になる。

「昔からヨガを続けています。ヨガとサーフィンは通ずる部分があり、ヨガをやるサーファーは多いんです。また私は『レイキヒーリング』という民間療法も続けています。レイキは人が自然体になった時に流れ出てくる自然エネルギーで、自己治癒力を高めてくれるもの。リラックスして手を当てるとそこから自然と流れてきます。落ち込んでいる時はそれを補うように働くし、やる気が出ない時は強壮作用になる。体の不調があれば治癒エネルギーにもなります。その時の自分に必要なカタチで使われるエネルギーなんです。何となく調子が悪い時やパワーが弱まっていると感じた時にレイキヒーリングをするとリセットされる感覚があって。いつもクリーンな自分でいるために私はこれを続けています。

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自然の中で行うサーフィンに日焼けはつきもの。普段のスキンケアは？

素肌が喜ぶオーガニックなスキンケア。

「紫外線ダメージはたしかにサーンケア以外に特別なことはしていません。私は『ドゥーオーガニック』という基礎化粧品を使っています。日本人の肌に合わせて作られた国産のオーガニックスキンケアブランドで、有機栽培のオーガニック原料を使っています。日本女性が昔から親しんできた穀物などの美容食材が原材料の中心なんです。自然のものを与えると肌が喜ぶのがわかるし、毎日使うものはやっぱり安心できるものがいい。パッケージも森林保護の観点から非木材紙を使っていて、コンセプトも気に入っています。」

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海水は髪を傷めると聞きますが、香那さんの髪はサラサラツヤツヤ。
今回は石川町にある香那さんのスポンサーサロン『Vim』にもお邪魔してお話を伺いました。

元町の癒しサロンでリラックスなひととき。

元町商店街の一角にひっそり佇むビルの階段を上がると、そこは陽の光がやさしく差し込むプライベートな癒し空間。女性オーナー・須田杏里さんが1人で営む『Vim』は、完全マンツーマンでひと部屋貸切りの贅沢時間を堪能できる隠れ家サロン。「ここへ来たらヘアスタイルはいつもお任せ。何も言わなくても絶対素敵に仕上げてくれます。ヘアケアのアドバイスもしてもらい、海では髪が擦れて傷まないよう必ず結ぶとか、海から出たら真水で洗髪するとか…とても参考になります。」

昔からの友人で一緒にサーフィンをすることもあるというお二人。まるで須田さんのお家に招かれたような温かい空気感のなか、終始リラックスした雰囲気でお話を伺うことができました。Vimを訪れた帰りは周辺のカフェやブティックに立ち寄ることも多いという香那さん。飾らない、でもどこかおしゃれな雰囲気の漂う街並みは香那さんのイメージにもぴったりでした。

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最後に、将来の展望を語っていただきました。

サーフィンの楽しさを、たくさんの人に伝えたい。

「サーフィンの魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい。海の楽しさ、サーフィンの楽しさを自分のライフスタイルを通して伝えていきたいと思っています。最近は女性サーファーも増えましたが、やはりまだまだ男性のスポーツ。私のようにライフスタイルの一環でサーフィンを楽しむ女性がもっともっと増えたらいいなと願っています。周りでもサーフィンを始めたいという女性の声が多くなってきているので、そういう方たちへのレッスンなども展開していきたい。たくさんの人とサーフィンの楽しさを共有できたら嬉しいです。」

＜鈴木香那／プロサーファー＞ 湘南在住。高校卒業後、湘南鵠沼の老舗サーフショップで働く。23歳で語学留学という名の長いサーフトリップに出かける。カリフォルニア・ハンティントンビーチを拠点に、多くの経験と本場のカルチャーを肌で感じる。その後、オーストラリアに移り、ゴールドコースト、ベルズビーチとサーフィン三昧の日々。28歳で帰国後、JPSAのプロサーファーを目指し、バリ島で行われた２回目のトライアルで見事合格。湘南で行われた、ミスサーファーガールを決めるコンテストで多くの応募者のなか堂々の１位に輝き、たくさんの人に名前を知ってもらうきっかけとなる。生まれ持った人を元気にするポジティブなキャラクターで、サーフィンだけでなくファッションやライフスタイルを発信するアイコンとして活動を続ける。